こんにちは、デイジーです。
友達と会話をしているはずなのに、相手の態度がよそよそしい?
そんな経験があるなら自分のあるものを疑ってみてもいいかもしれません。
そう、それは口臭です。
自分ではなかなか気づきにくいものですよね。
しかし自覚がないからといって放っておくと、友達を失ったり子供に臭いと言われたりろくなことがありません。
口臭の原因は色々ですがそのうちの85%は口もしくは喉に潜んでいると言われています。
口臭の原因
口の中の細菌がタンパク質を分解してニオイが発生
不快な口臭のほとんどは、剥がれおちた粘膜のカスや唾液、食物のカスなどに含まれるタンパク質が、口の中にいる細菌により分解・発酵される過程で出るガスです。
口臭の主な原因は、口のなかに棲みついたバクテリアです。
その数は、よく歯みがきする人でも1000~2000億個、あまり歯みがきをしない人だと4000~6000億個、ほとんど歯みがきしない人に至っては1兆個に達するともいわれています。
口臭の素となるガスには主に次のような種類があります。
・メチルメルカプタン :たまねぎが腐ったようなニオイ
・硫化水素 :卵が腐ったようなニオイ
・ジメチルサルファイド :キャベツが腐ったようなニオイ
特にメチルメルカプタンは口臭の強弱と強い相関があるとされ、口臭を評価する指標となっています。
事実、口臭に悩む人の口内には、そうでない人の口内に比べて多くのバクテリアが存在します。
つまり口内のバクテリアの数をいかに抑えるかが、口臭対策の最大のポイントとなるわけです。
口のニオイは唾液の量で決まります
私たちの口のなかには、バクテリアの繁殖を抑える強い味方が存在します。それが「唾液」です。
口臭を生むバクテリアの多くは、酸素が少ない環境を好み、酸素が多い環境だと増えることができません。
ニオイの大敵とも言える酸素を、口のなかに供給するのが唾液です。
特に分泌されたばかりのサラサラとした唾液には、たくさんの酸素が含まれています。
口のなかが乾いていたり、ベタベタしているときは要注意です。
口内に十分な酸素が行き渡らず、バクテリアが増殖しやすくなっています。
では、どうすれば唾液の量は増えるのでしょうか。
最も大切なのは、リラックスすることです。逆にストレスを感じると唾液の量は減ります。
ちなみに「酸素を送り込もう」と、空気を吸い込むのは逆効果です。
口を通過する空気からは酸素が供給されない上に、口の中を乾燥させ、口臭を悪化させてしまいます。
口臭を放っておくと?
口臭は、口内環境が乱れているサイン。
常に口の中が乾燥していたり、不衛生な状態にしておくと、虫歯・歯周病のリスクが上がるだけでなく、虫歯が悪化し、肺炎、心筋梗塞、敗血症など命の危険を伴う病気に発展する可能性もあります。
また、内臓機能が原因の口臭の場合は、放置すると胃炎などの病気が進行することもあるので注意が必要です。
「臭い玉」っていったい何?
口臭の原因となるものはさまざまですが、その中で最近、話題となっているのが「臭い玉」と呼ばれるものです。
臭い玉は、喉の両脇にある扁桃にできる「白いつぶつぶ」です。
大きさは米粒程度のものが多く、咳やくしゃみで排出されることもあります。それを手に取って嗅いだところ“硫黄をさらに強烈にしたような臭い”がしたといいます。
扁桃には数十個の穴が開いており、体内に侵入しようとするウイルスや細菌をここで捕獲します。
そのウイルスや細菌の死骸がたまってしまったものが、臭い玉の正体です。
そのため、扁桃を持っている人なら誰にでもできる可能性のあるものです。
臭い玉は「膿栓」という名称で、飲み込んだり、咳や痰で排出されるのが普通です。
しかし、唾液が少なくなっていると臭い玉がたまりやすくなってしまい、口臭の原因となります。
口呼吸をしているなど、口の中が乾燥している場合には気をつけなければいけません。
臭い玉は無害化されているので、体内に入ってもほとんど害はありません。
しかし、臭い玉がたまり続けると慢性扁桃腺炎になることがあります。
また、臭い玉が原因で、腎臓病(IgA腎症)や心臓病、大腸炎、関節炎、掌蹠膿疱症 (しょうせきのうほうしょう) などといった病気につながりかねません。
そのためには臭い玉がたまらないようにすることが重要ですが、臭い玉を自分で除去しようとすると、扁桃を傷つけてしまうリスクがあるので避けましょう。
専門医を受診して、吸引・除去してもらうことをお勧めします。
口臭の予防・改善するための方法は?
口臭の原因の多くは口の中にありますので、口の中の十分な衛生管理が必要となります。
舌苔が原因の口臭予防
舌苔ができる原因はさまざまであり、ストレス、口呼吸、唾液の分泌量減少などと言われています。舌の汚れを除去する専用のブラシ(舌ブラシ)などを使って、舌苔を除去することで、それに伴う口臭を予防・改善することができます。
歯周病が原因の口臭予防
歯周病の原因は、プラーク(歯垢)の中に含まれている細菌です。
歯周病菌の多くがVSCを作ります。
そのため、歯磨きをしっかり行い、定期的に歯科医院を受診して歯石除去やクリーニングを行うことで、口臭を予防・改善できます。
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重曹で口臭予防ができる?
重曹うがいのやり方
コップ1杯のお水で作る場合
①コップ一杯のお水と食用重曹を用意します。
②ティースプーン1杯の食用重曹(100mlの水に対して2g~3gの食用重曹の割合)を混ぜてうがいをしてみてください。
重曹うがいを効率良くやるポイント
・うがいはガラガラとするのではなく、くちゅくちゅとお口全体にいきわたるようにやる。
・1日1回か2回程度で十分です。
重曹がバクテリアを殺し中和され口内フローラは正常化されます。
結果数週間後には口臭は緩和されるでしょう。
(重曹うがいのしすぎは歯茎やのどの粘膜に刺激を与えてしまうため、濃度や回数にご注意ください。)
・重曹うがいをした後に、歯磨きをする(歯磨き粉は使用しても大丈夫です)
気になる方は是非やってみて下さいね!
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