どもっダンデライオンです。
今回は、最近よく見るようになった「インジェクション加工済みと表記されているお肉」についてお教えしましょう。
最近よく見かけますよね。ファミレスのメニューにも書いてあったり、スーパーの売り場でも見掛けたりしました。
そもそも「インジェクション加工済み」と書いてあるけど、インジェクション加工済みのそもそもの意味を書いてない。
インジェクション加工自体は別にヤバいもんでもないんですけどね。
インジェクション加工自体の知名度が低いのに表記されているにもかかわらず説明がないから、何故インジェクション加工するのかご説明しようかなと思いました。
そもそもインジェクションの機械持ってる所も肉の加工に携わっている会社に限られますからね。
ってことで、今回はインジェクション加工肉のカラクリをお教えしましょう。
インジェクション加工とは
インジェクション加工とは、肉の中にピックル液(添加物を水と配合していくんだけど分かりやすく言えばスープやエキス)を注入する工程のことを言います。
針の先端に穴が開いていて、その針が肉に刺さるとピックル液が注入されるイメージです。
よく注射してってのを見るけど、お医者さんにあるような注射器ではない。
一本30cmくらいある太くて長い針で大体3~4本の連結針ですね。その連結針がさらに連結して出来ていて、機械自体はとても大きいです。
インジェクション肉と結着肉の違い
インジェクション加工肉について
・ 肉の接着剤(パールミートやアクティバ)を使用した肉
・ 骨の周りの肉や内臓肉を結着した肉
この二点よく見かけますが誤解しやすいです。上記の二点は成形肉であります。
インジェクションの本当の意味は「注入」です。
そして、インジェクション加工肉は成形肉の一部に含まれているってことです。
よって、上記のような二点を成型肉とは言いますが、インジェクション加工肉とは言いません。
しかし、結着肉もインジェクション加工肉も成型肉と言われています。
ちょっと複雑ですが、くれぐれも誤解しないように!!
そもそもホテルやレストランで出るヒレステーキなんかは大体が成型肉です。
成形肉じゃないとあんなにキレイな形で出せないですよ。料理は見た目からってね。これ大事よね。
話が逸れましたが、針打ちもするのでのでお肉が柔らかくなりますし、下味・味付けも同時に行うことができます。
そもそも、何故こんな工程をいれるのか!?
至極簡単!!お客様に少しでも安く美味しい肉を提供したいがために出来た工程です。
インジェクション加工肉が安くなる理由
安く提供できる理由
簡単に言ってしまえば、ウィンナーやソーセージまではいかないのですが要領は一緒なのです。
ピックル液が注入された分、肉のコストが下がりますので、安く提供できるようになります。
そうすべてはお客様のために作られた工程です。
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インジェクション加工肉は本来ヤバいものではない
なんかインジェクション加工肉はヤバいよ!!って感じで書いてあることをよく見かけますが、本来ヤバいものではありません。
本来は、使う側に少しでも安く提供できるようにできた技術であり、むしろ買う側にメリットはあっても、作る側にしたらむしろ大変な流れ作業です。
インジェクション加工すると
・ お肉が柔らかくなる
・ 下味・味付けができる
・ 使う側は時間短縮になる
・ コストが安くできる
上記のように、特にヤバいようなことはありませんので安心してください。
優れた技術でありインジェクション加工技術は、40年以上前からある技術であり賛否両論ありますが、インジェクション加工自体は前から行われている技術であります。
インジェクション加工による肉はこちら
インジェクション加工肉はこちら
・ インジェクション加工済み肉
・ やわらか加工肉
・ 牛脂インジェクション加工済み肉
上記の三点が最も有名でしょうか。
上記のように、インジェクション加工肉が日々進歩している技術であります。
インジェクション加工肉を食べる際の注意点
・ インジェクション加工済み肉を食べる場合は、しっかり中まで火を通して食べましょう。レアでは食べてはならない。
なぜならば、肉の中にピックル液を注入することにより多少なりとも細菌が入っている可能性があるので、しっかり火を通してから食べましょう。
これ意外に知られていないので覚えておいてください。
・ ピックル液で使用する添加物などにはアレルギー成分が含まれている可能性があるのでそこだけは要注意!!
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